蚊帳を吊り、テンションを上げて眠ること

我が家では、引っ越してきた当初からムカデの対策が進行していました。家の周りの雑草、薪をなくし、薬を撒き、バルサンを焚き、それでも入ってきてしまう家屋の隙間を埋めることでありました。ただ、家の隙間を埋めるとはいっても、築50年以上の家の場合には実質的には不可能なわけです。そこで思いついたのが、自分たちが寝ている場所だけでもブロックすることはできないのだろうかということ。つまり、蚊帳でありました。

蚊帳を Amazon で検索してみると、そのサイズと素材、織りの仕上げ方法によって価格がだいぶ違ってくることが分かりました。安いものは、アウトドア用や赤ちゃんをしまっておくためのもので、ワンタッチで開くタイプのもので3千円くらいからあります。高いものは、よもぎや麻のを使った国産のもので、サイズが大きいと10万円ほどし、こうしたものは天井から吊り下げる形のものです。

うちでは、家族4人が並んで布団を敷いた時に入れるサイズ、何年も使うのですぐに壊れたりしないものとし、布団は安く済ませたのでここは安物ではないものにしよう、ただし使わなくなったり子どもが破った時のことを考えて超が付く高級品はやめておこうということになりました。購入したのはこちらの国産で綿の生成、8畳用の蚊帳です。

蚊帳を試しに広げて見たところ、テンションが上がりまくる子どもの図
蚊帳を試しに広げて見たところ、テンションが上がりまくる子どもの図
蚊帳の中から見るとこんな感じになる。
蚊帳の中から見るとこんな感じになります。

蚊帳の中では、懐中電灯と手を使って影絵をすると大変楽しく、また子どもが寝なくなること請け合いです。

唯一、蚊帳を吊ることの不満は、毎晩蚊帳を設置し、毎朝蚊帳を取り外して畳むことです。布団の上げ下ろしと合わせてこれがなかなかの重労働です。布団の出し入れとの順番も大事で、晩の作業としては、

  1. 押入れから枕や掛け布団といった布団の上に置くべきものを、蚊帳で囲われないスペースに出す。
  2. 布団を、蚊帳に収まる範囲内に敷く。
  3. よけておいた枕や掛け布団を布団の上にきちんと乗せる(この工程を飛ばしてしまうと蚊帳の中に物を入れるのが大変になる)
  4. 蚊帳を吊る

となります。蚊帳を吊るのは最後になるものの、その前に中身ができていないと、天井は低いし網が引っかかるしでいろいろと大変になります。しまう作業時にはこの逆になります。つまり、蚊帳をしまったあと、押し入れの中で枕などが一番上に置かれるように片付けるようにします。

そういう煩わしさはあるものの、ムカデが屋根から降ってきたりする心配をすることなく眠れるのは大変快適です。夏になったら、蚊がブンブンと耳の周りを飛び回ることなく、窓を開け放って眠れるのを楽しみにしています。

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