6: ダモンテ夫妻伝。この二人でなければやらないことをやる。暮らすように世界を旅をしたあと、男木に漂着・移住するまでのこと。

ジャジャジャジャーン!!

彼女と結婚したからには、この二人でないとやらないようなことをやらんとあかんな。

来ました!

名言来ました!

今回はダモンテ夫妻に男木島に来るまでのことをインタビュー。

チグリス川の辺りで石と骨を掘る考古学者でアメリカと日本の国籍を持ち、アルプスのヤギ農家やコロンビアのコーヒー畑で修行をする旦那さんと、きれいな布を使って洋服や小物を作る裁縫を趣味とし、スターバックスで店長をしていた奥様。

ドコドコドコドン!

僕らももう20代じゃないから、バックパックかついだ旅行は嫌だなと。いわゆる暮らすように旅する。一ヶ月部屋を借りて、朝起きてカフェで食べて、本屋さんいって、映画見て、散歩して、バルで夕食をとる、ということを世界中でしていました。

じゃ~ん!!

世界を暮らすように旅するとは?

30代からの旅行は、こうなんだと。バックパッカーとは違う、チェックシートを埋めていく形ではない形の旅。多層的にその場所が見えてくる、とのこと。

バスクのチーズケーキで有名なバルのチーズケーキのレシピをゲットするまでに通いつめて顔を覚えてもらい、ついに教えてもらうというくだりも面白かった。ただ、まだダモンテ商会(ダモンテさんたちのお店@男木島)で出されていないので改めてリクエストをしないと!

写真は海笑さんの Instagram から。

ダモンテ商会のFacebookページはこちら。

それでは、以下、書き起こされた会話をお楽しみください 😀

伸一: こんにちは。

(全員:こんにちはー。)

真理子: 男木ラジオです。男木ラジオは、瀬戸内海に浮かぶ人口175人の小さな島に暮らし始めた家族と、その仲間たちの近況報告ラジオです。

第6回目の今回は?

伸一: 今回は『ダモンテさんの素性を探る』です。

海笑: なんっじゃそりゃ。

祐子: いぇい!(拍手)

伸一: ダモンテ海笑さんとダモンテ祐子さんは、今年の8月の頭に男木島に引っ越していらっしゃいました。で、僕ら最初に会ったのは・・・いつ?

祐子: 春?3月?

真理子: 私たちが引っ越してきた時?

祐子: すぐ?

伸一: 入学式とかやってた時?

真理子: そうだそうだ。

祐子: いや?入学式は2回目・・・3回目の男木島だったんじゃない?最初に会ったのは・・・3月。まだすっごい寒かった。

海笑: 3月末とかかな。

伸一: 引っ越してきて・・・僕らこの家に居た?さくらさんに泊まってたのかな。

海笑: 最初来た時は居なかって・・・どのタイミングだったんだっけ?

祐子: 2回目・・・?

海笑: でも家1回見に来たもんね。

伸一: そもそもあの時が、初めての男木島だったんですよね?

海笑: どの時?

伸一: その3月。

海笑: そうですそうです。

伸一: まだ5ヶ月しか経ってないんだ。引っ越してくるまでね。

海笑: だし、その前まで『男木島』なんて聞いたこともなかったし。

祐子: 存在すら知らなかったし。

伸一: まず、どうして男木島に最初の時に来たんですか?

海笑: 引越先を探してて。それまで茨城に住んでて。「茨城よりあったかいところがいい」・・・と奥さんが言うもんで。

伸一: じゃ、南だ。

祐子: 寒がりなんです。

海笑: 僕は「北海道でもいいんじゃねぇか?」って言ったんですけどね。

伸一: 北海道はだいぶ違うなぁ。男木からは。

海笑: 寒がりな奥さんの唯一の言った希望がそれだったので。「じゃあ西日本にしよう」と。

伸一: まず国内だったんですね?探してたのは。

海笑: いや、世界中で探してて。

伸一: 僕ら最初会ったときは、なんか・・・旅人だったよね。車で寝てたでしょ?浜に置いてる車に。

真理子: バックパッカーみたいな感じだったもんね。

海笑: そんなことないでしょ。

伸一: でも、その「渡り歩いてる感」はすごかった。

海笑: 渡り歩いてはいましたね。

真理子: まだ世界旅行の途中でしたよね。

伸一: だから、世界旅行をして、引っ越す場所を探して・・・そしたら男木だったのよ。それやばくない?男木やばいよ。

海笑: なんかどれくらいの・・・真面目に喋ったほうがいいですか?

伸一: どっちの方向で行きます?真面目に行きましょう!

海笑: 真面目にいくと・・・要するに、住むとこ世界中で探してたんですよ。僕はアメリカ人でもあるから、アメリカにも住めるし。だから普通にアメリカにぱっと住んで、アメリカで働いたりも出来るんです。それも別にいいんですけど。で、結構そういうのもありかと。
彼女も最初は「私、別にアメリカに住んでアメリカで子ども産むでー」みたいなこと言ってて。「こら、たくましいな!」と。「そしたら子どももアメリカ人やー」みたいなことを。

伸一: 生まれたところでの・・・?

海笑: アメリカは出生地主義。血統主義と出生地主義。

伸一: だから丁度いいんだ。日本は血統だから「どこで生まれても日本人の子どもは日本人」。

海笑: ほいで2人で仕事辞めて・・・どっから(話せば)?

伸一: だいたい・・・どこで旅が始まったんですか?3月の時は、いつ、どのくらい旅行してたんですか?

海笑: 半年は過ぎてました。元々2015年の10月に僕が出発して。茨城県を。

伸一: 1人で。

海笑: 1人で。イタリアにちょっと行きたかったので。
万博が10月で終わってしまう・・・4月から10月いっぱいの万博にどうしても行きたかったんですよ。

伸一: で、1人で行ったと。

海笑: 彼女はまだ仕事辞められてなくて、でちょっと遅れて11月に合流したのかな?

祐子: ローマで。

伸一: ローマで!うー、かっこいいね。

海笑: ローマ待ち合わせ。「ローマ集合ー」っつって。

伸一: うちらさ、結婚する直前行こうって言ってて。

真理子: フィレンンツェ?

伸一: 違う違う違う・・・フィレンツェだっけ?「水の都」と言われてる・・・

海笑: ヴェネツィア。

伸一: ヴェネツィアだ。行こう行こう、って言ってて行かなかったよなー。

そいでどこ回ったんですか?

海笑: 「自分達でお店をやりたいな」って話をしてて、どうせだったら住むところも探しつつ、ご飯の美味しいところ・・・そのヒント集めをしよう、と。自分たちの将来のための。

祐子: 選ぶ。

海笑: イタリアの割と有名どころの街をあれこれ回って、どんどん南の田舎のほうへ行って。結局イタリアって都会よりも田舎のほうが面白いんですよね、なんか。イタリアでも島行ったりして。シチリア島とか、サルデーニャ島とか。すごい良かったですよ。

伸一: 海外の島を見に行く、っていうのはやりたいね。仕事を辞めたっていうのは、仕事は何をしてたんですか?

海笑: 仕事は、考古学の研究者をしてました。

伸一: ・・・(ヒソヒソ)何だっけあれ・・・

真理子: ・・・(ヒソヒソ)インディ・ジョーンズ・・・何?

伸一: ・・・(ヒソヒソ)日本人の・・・イギリスの軍隊の・・・

海笑: それ『MASTERキートン』でしょ

伸一: そうだ!それ言われるでしょ、でも。

海笑: 大体ね。結構(年齢が)上の人は、『MASTERキートン』って言う。っていうのは多い。

伸一: 知らないでしょ?

真理子: うん(知らない)。

海笑: 『MASTERキートン』知らない?浦沢直樹っていう漫画家が描いた・・・

真理子: 知らない。

伸一: 『YAWARA!』とか『20世紀少年』とかの人。のむかーしの漫画。

海笑: 『パイナップルARMY』とか。

伸一: あーー!懐かしい!
懐かしいって言っても僕は漫画喫茶で読んでるだけなんだけどね。すごい面白いんだよ。その人がすごい博識なわけ。ほら!そこも・・・(似てる)

海笑: いやいやいや。

伸一: で、「モノ」作る。その人も。木の枝とかでパチンコとか作って敵倒したりとかするし、方角とか知れる(方法を知っている)。砂漠に置いてかれても生き残ってるとか。

海笑: サバイバル能力がね。

伸一: で、知識は考古学とかがあって、サバイバル能力は一流なの。軍隊で。

海笑: 何を(僕で)遊んでるんだ。

伸一: いやちょっと、かぶってきた。

考古学は、「何考古学」なんですか?

海笑: 海外の考古学を研究してて。1万年前とかの中東地域の研究を。

伸一: 1万年前っていうと、どういう感じなんですか?

海笑: 1万年前は、まだいわゆる「文明」なんてものが無い時代で・・・

伸一: 何だっけ?『ヒッタイト』とか?謎の・・・

海笑: もっともっと前。

伸一: 鉄はあるんですか?

海笑: 無いです。金属は無いですその頃。

伸一: じゃあ本当に大昔だ。マンモス?

海笑: マンモス・・・は地域によるけど。

伸一: すんません。やばい。中東地域か。

海笑: トルコとかシリアとか。

伸一: チグリス・ユーフラテス川の近く?

海笑: その通り。僕たちはチグリス川のほとりで発掘をしてました。

伸一: 何が埋まってるんですか?

海笑: 主に出てくるものは骨、石。

真理子: それは何年くらいやってたんですか?

海笑: 研究員としては結局4年・・・3年?

伸一: 学生時代を含めて?

海笑: ううん、学生から含めるともう10年。

伸一: じゃあ、祐子さんは何をしてたんですか?旅に出る前は。

祐子: 旅に出る前は、14年間スターバックスで店長をしてました。

伸一: コーヒーが好きなんですか?

祐子: コーヒー・・・も!好きです。

伸一: 家にあるあのミシンと布と・・・

祐子: ミシンと布は、スターバックスで働く前に服を作る仕事をしていて。元々はそれがメインだったんだけど、それじゃ食べていけないなーっと思って、副業で始めたのがスターバックスだったんですが・・・そっちがメインになって。

伸一: だって店長になったんですもんね。

祐子: なので、服作りは趣味です。趣味になりました。

伸一: ここから仕事にする可能性はないんですか?

海笑: 全然あるでしょ!

祐子: あ・・・し・・・します!。

伸一: やったーー!

祐子: 今日西川家の2人が一生懸命仕事してる時に作ってました。

伸一: そう・・・あれ!?それだ!

真理子: そうだよ、私気づいた。一瞬で作ってましたよね。

伸一: すごいね!ていうかこのスカートの柄は何?

海笑: これは『鳥獣戯画』でしょ。

祐子: 『鳥獣戯画スカート』。

伸一: ただ、鳥獣戯画の人らがなんか、色々持ってるよね。道具を。

祐子: いいでしょ?っていう仕事をしてました。

伸一: かわいい。いいね。

それで、なれそめ等々・・・はここでやることでもないと思うんですけど
2人の中で「もう2人とも仕事を辞めて行こう!」っていうのは、結構やばいことのような気がするんですよ。

真理子: どういう経緯でそんな感じになったんですか?

海笑: 結婚したからには、「この2人が結婚しないとやらないことを、やらんとあかんな」っていう話はしてて。

伸一: どういうこと?

海笑: 彼女は、僕と結婚してないと「世界旅行」なんていうことは絶対考えないし、僕は彼女と結婚してないと「自分の店を持つ」なんて絶対考えないし。
この2人が結婚したんだったら、それを組み合わせても・・・いいんじゃない?

伸一: そういうことか。世界の、日本じゃないところでも既に仕事をしていて、(祐子さんと結婚しなければ)その先もそうだったんだろう、っていう。

海笑: 結構色んなところに行ってましたし、色んなとこに住んだりもしてたし。(僕は)別に、あまりそういうのは障壁・・・っていうか、抵抗はない人ですから。
で、彼女は「自分の店をいつか持ちたい」っていう話をしてて。

伸一: 店長もやってるわけだから。

海笑: だったら・・・2つともやりゃいいやん。どうせこの2人が結婚したんやから。

伸一: それはどっちが主導してそういう話になるんですか?

海笑: どっち、って無いよな?

祐子: どっちが言い出したかって未だに覚えてないし。

海笑: 結構2人で色んな話をずーっとすることが多くて、「2人で作り上げてく」って感じですかね。

伸一: それで「仕事を辞めようか」っていうのと、「万博終わってしまうからちょっと先行くわ」みたいなのと

海笑: 僕も結構忙しく仕事してて、彼女も結構忙しくて。結婚してんのに、ホンマに忙しい時は「一緒のベッドに寝てるけど、ここ数日顔見てないぞ?」みたいなこともあったりして。

これはあかんな、どっかで一回リセットしなあかんな、っていう話はしてて。で、「じゃあ、今だ!」っつってタイミングが良かったのが。去年の秋。

伸一: それで3月に男木島に来るんだわ。

まずイタリアに行って、島を回って。

海笑: イタリア回って、次はスペインに行って。

伸一: いいねー!パエリアだ。

海笑: もう僕らも20代じゃないから、転々とバックパック担いだ旅行は嫌だなと。もっと拠点を定めた・・・いわゆる「暮らすように旅する」ってやつをしたいなと思って。
バルセロナでもアパートみたいなの借りて1ヶ月?全く同じところに拠点を置いて。普通に朝起きてカフェ食べに行って、本屋さん行って映画観て、みたいな。そんな暮らしを世界各地で。

伸一: ・・・ちょっと待って!すごいな今の。バルセロナに1ヶ月部屋を借りて?朝起きてカフェ行って?

祐子: 散歩して。

伸一: 映画観てっつった!?やばくね!?

海笑: 1週間とかだと何も見えないんすよね。

伸一: 確かに1週間ポーンと行ったっていうのと、そこで・・・

祐子: 住む!

真理子: また違うよね、それだと。

伸一: そしたらスーパーに行って買い物もするし、ってことだもんね。

海笑: 色んな世相的なとこが見えてくるんですよ。「スーパーで働いてるのは移民系の人ばっかだな」とか。社会の色んな・・・いいとこも見えてくるし、ちょっと良くないところみたいなのもいっぱい見えてくるから。

伸一: 「あ、この人あの人の悪口言った!」みたいな。

海笑: それじゃないと、30代の旅行は意味無いなと。20代は「あーここキレーイ!」「おもしろーい!」でいいけど。

祐子: 「世界遺産—!」とかね。

伸一: それはちょっと新しいな。そういうの(既に)いっぱい居るのかもしんないけど、俺ら今初めてそのアイデア自体を聞いたかも。
旅行する人居るじゃないですか?バックパッカーみたいなのだと、あれ大体ルート決まっちゃうんですよね、行くとこがね。体が浮く・・・

祐子: 死海行って、遺跡みて。

海笑: そういう旅もアリやと思うんすけど、そういう旅はなんかチェックシートを埋めていくみたいな感じになる。「はい、ここ行った!チェック!」「はい、あれ食べた!チェック!」みたいな。

祐子: 「写真撮った!オッケー!」みたいな。

伸一: (そういうのは)大学生くらいのときに1回やりたかったらやっといて、それはそれで絶対面白いけど、そっからは・・・そうだね。いいな。

祐子: 勉強する旅だったからね。

海笑: 色んなものを見る、っていう旅だったんで。

伸一: で?スペイン行って?

海笑: スペインはバルセロナと、サンセバスチャンっていうところに行って。サンセバスチャンは『美食の町』って言われてて。

伸一: そこも暮らしたんですか?

海笑: そこは1週間だけ。そこはさすがに・・・めちゃ高いんで。

伸一: ホテル?

海笑: それはAirbnbで。誕生日に三ツ星レストランとか行っちゃったりして。

伸一: 楽しそー!楽しそうだなー!

海笑: バスクですね。バスク地方。

祐子: バスク語しか通じないっていう。

海笑: バスク語をちょっと喋らんと・・・

伸一: スペイン語も喋らないの?

海笑: スペイン語もわかりますけど、バスク語で言うと一気にフレンドリーになる。しかもバスク語の「こんにちは」が「カイショ」って言うんですよ。

伸一: マジ!?よく出来た話だな。

海笑: それバスク人に言ったら「嘘つけ!」って皆に。

伸一: そりゃそうだよね。

真理子: スペイン語と全然違うね。

伸一: 多分あれ、もう系統も違うんじゃない?

海笑: バスク語はかなり特殊で、言語学者とかが研究してるような。全然他と似てない。「ありがとう」は「エスケリックアスコウ」。

真理子: 貝のやつみたい。エスカルゴか。

海笑: 「メルシー」でもないし、「グラシアス」でもない。

伸一: 全然違うな。あれはどうですか?「手」とか「目」とかそういう、基本語みたいな。

海笑: そんな単語覚えてない。

祐子: (海笑さんが覚えたのは)数字と挨拶と。私は覚えてないけどバスク語。

海笑: 多分なんにも・・・全部違ったと思う。

祐子: ネットでも探せない・・・ちゃんとバスク語を勉強するサイトとかも見つからないし。

伸一: リソースが無い。

祐子: だからカフェに行って、毎日同じカフェに通って、そのカフェで働いてるおばちゃんが、スペイン語からバスク語に直してくれて、それを教えてもらうっていう毎日。で、それを学んで、夜にバルを渡り歩く。

海笑: バル。チーズケーキね。

伸一: え?なにそれ?

海笑: チーズケーキが有名なバルがあるんですよ。わざわざそこにチーズケーキを食べに行くぐらいの。

伸一: バルってあの、お酒出したり夕飯のとこでしょ?

海笑: そこのチーズケーキが、ほんっまにうまくて。「これちょっとレシピぱくろうぜ!」って。で、レシピ教えてくれ、って言っても「ダメだ!」って言うから。

祐子: 通ったよね。

海笑: 毎日通った。

伸一: で、だんだんバスク語増えてるぞって。

海笑: 毎日通って。で、最後の日が僕の誕生日だったんですよ。「もう俺明日帰るから、レシピ教えてくれ」って言ったら、DVD持ってきて。

伸一: 撮ってたってこと?

海笑: その店がすごい有名だから、その店のレシピ本のDVD版みたいなのがあって。「これやる!」ってそれ貰って帰ってきました。

真理子: その中にチーズケーキも入ってたんですか?

祐子: 入ってたね。

伸一: いいねー。

真理子: じゃあ、作って欲しいね。

海笑: 時間かけないと、人と人との関係も出来てこないから。

伸一: 1週間っていったらギリよね。そんだけの長さを確保したうえで、「ここはもう、このチーズケーキだ!」って言って、通わないと無理なんだね。

海笑: ちょっとお腹いっぱいだけどっていう日も「チーズケーキだけ食べに行くか、今日顔見せといたほうがええんかなー」って。

伸一: そのあとは?スペインを出て。

海笑: スペインのあとはモロッコ。

伸一: 大陸渡りましたね。行ったこと無い。

海笑: モロッコはやっぱね、食文化が全然違うわ・・・

伸一: 勘でいうと・・・羊食べてそう。

海笑: 羊はありますね。タンドリーチキンとか、クスクス。

伸一: クスクスって何?

真理子: お米?なの?

祐子: パスタ。

海笑: ちっちゃい粒パスタ。あとはタジン鍋。

伸一: えー?わかんない。

祐子: 三角形の蓋みたいな・・・

伸一: ジンギスカンのあれみたいな?

海笑: みたいな鍋で、蒸し焼きにするの。

伸一: 中東料理だね、やっぱね。

海笑: モロッコは。アラビア語ですし。

伸一: そこに住んだんですか?

海笑: そこは・・・

祐子: 逃げ出しました!

海笑: もっと長く居るつもりだったけど。

祐子: 2〜3週間滞在する予定だったんだけど、初日に地元の少年に暴言を吐かれて、心が折れて、「もう帰りたい・・・(泣)」って。

海笑: 6歳くらいの子どもたちがもう・・・”Fワード”を連発するわけですよ。

祐子: なんか悲しくなっちゃって。

伸一: なんで?憎しみのこもった感じなの?

海笑: なにもなにも。他に(英語を)知らんだけなんですよ。だから別に悪意があるわけじゃなくて。

伸一: 他に知らなくて、それだけ言ってくるってすごいな。

海笑: 僕は割りとどこでもイケる人なんですけど、彼女が「もうヤダー!」っつって。「もうモロッコなんて2度と来ない!」って。

祐子:

伸一: 罪な子ども達だな。

海笑: 全部キャンセルして、航空券も新しく取り直して。
「ほな時間ちょっと余ってしもうたで」って、じゃあリスボンに行こうって、ポルトガル行ってきました。

祐子: それが素敵だった!ポルトガル良かった。

伸一: あのさ、俺ちょっとリスボンってあれのイメージあるわ、大航海時代のね。そういうゲームでリスボンがちょっと目立ってたってだけだけど。

海笑: めっちゃいいっすよ、ポルトガル。

伸一: あっちのほう、もう海じゃん。大西洋か。ブワーッと出てて・・・それちょっと憧れるな。
リスボンとか落ち着いてそうなんですけど、どうですか?

海笑: 落ち着いて・・・結構田舎で。

祐子: 田舎だね。ヨーロッパだよねあそこね。ヨーロッパなのに唯一観光地化されてない、みたいな感じかな。

海笑: ヨーロッパの田舎。ま、いうてもトラムとかあるけどね。

祐子: トラムが走ってて。でも、リスボンって観光地かもしれないけど、わちゃわちゃしてなかった。地元の人の暮らしっぷりが手に取るようにわかる感じ?すごい良かったね。

海笑: スモールスケールな感じのね。

祐子: 食文化も独特だし。

海笑: タラをめっちゃ食わす。「1001通りのタラの料理の仕方がある」っていうのが、リスボンっ子の売りなんです。

伸一: すごいな。でも魚介・・・そうか海だもんな。

海笑: タコとかも食うし、ポルトガルは豚もよく食いますね。

伸一: なんか日本人と合いそうだね。

海笑: そうそう。魚介がいっぱいあって、結構いいっすよ。

けっこう世界を旅する人って、「世界一周旅行券(航空券)」で、完全に予定をFIXしていく人が多いんですけど、僕らそれをやってなくて。その場その場でチケットを取るみたいなやつで。

伸一: ちょっと高くなるんじゃない?それって。

海笑: うーん、結構どっこいどっこいですよ結局。で、どっこいだったらその場のフレキシビリティを優先しようと思って。「ここ嫌やからあっち行ってみよう」っていうのは、だから出来たってことっすね。

伸一: で、ヨーロッパをずっと回ってたんですか?

海笑: いや、それくらいですね。
それで3ヶ月経って。で、3ヶ月経ったら日本に戻ってきたほうがトクなんですよ。海外旅行保険の関係があって。クレジットカードに付帯しててる海外旅行保険が3ヶ月で終わりなんですよ。

祐子: 3ヶ月がMAX。

海笑: だから僕らそれに入ってないんですよ。1回日本に数日でも滞在したら、またその3ヶ月がリセットされるから。
で1回日本帰ってきて、なんか彼女が歯の詰め物がどうのこうので、歯を治して。

で、2月か。2月に今度はコロンビアでコーヒー農園で働きに行ってきました。

真理子: 元々予定してたんですか?

海笑: いや、冬ぐらいに「やっぱコーヒー農園見てみなあかんな」って。将来コーヒー扱うなら、産地を見にいかなダメでしょ?って。
で、主要なコーヒー産地10カ国ぐらいにメール送って、一番早く(返事が)返ってきたのがそのコロンビア。

伸一: 農園にメールを送る。農園にHPがあるんですか?

海笑: ありますよぅ!

伸一: そうか、買い手・・・バイヤーの人が来るとかそういうこと?

海笑: バイヤーも来るし、結構多いですよ。
ただやっぱりね、期間の問題もあるし、結構断られたりもしたし、メール返ってこないとこもいっぱいあったけど。そこは一番ちゃんと真面目に返してくれて、早かったんで。ほなそこ行こや、って。

伸一: 「来い!」って?

海笑: 「真面目に働く気が無かったら来て欲しくない」みたいな。

伸一: 何しに行くってメール送ったんですか?

海笑: ボランティアで働きに行くって。

伸一: そうなんだ、そこも(他と)同じスタイルだね。農場見学じゃない。

海笑: もちろんもちろん。1ヶ月滞在で。

伸一: 何したんですか?

海笑: ピッキングっていうの?収穫。全部山登って、収穫して。

伸一: 寒いの?

海笑: いや、コロンビアはずーっと気候が一緒なんです。最高(気温)25℃、最低(気温)15℃、1年間。だから四季がないです。

伸一: あー、つらいなちょっと。

海笑: いやいやいやいや。カラッとしてるし、過ごしやすいですよ。しかも結構標高高いですし。

伸一: そうだよね。1年同じってことは、緯度が低くて、でも高いところだから・・・

海笑: 2000mくらいの山の中で、ひたすら毎日コーヒーを摘む。

伸一: 頭痛くなりそう。
・・・そんな人にコーヒーを出したんですよ?うちは。今日。ちょっと緊張したもん。

海笑:

伸一: で、もう3月になるじゃないですか。

真理子: それでもう、そこから日本だったんですか?

海笑: それも・・・またこういう言い方するとアレですけど、うちの嫁が「超しんどい」って言い出して。

祐子: はい!はい!
あの、しんどいんじゃなくて、迷惑がかかったの。
1ヶ月くらい農園で朝から晩まで、コーヒーのピッキングをするお手伝いをする予定だったんだけど。そのピッキング自体はめっちゃ楽しいんですよ。ただ何が辛いって、朝ごはん・シャワー・夜ご飯のために、山を1日に何往復も上り下りするの。修行ですよこれ。それが本当に「・・・体力の限界です!」みたいな。
で、私たちは労働力を提供する代わりに、ご飯をもらったりしてるから。労働力を提供できなくなったら・・・ただのご飯泥棒じゃないですか。

伸一: ダウンしたんだ。

祐子: 「これは良くない!だったらもう(農園を)出た方が誠実じゃないか」と。

海笑: ダウンはせえへんな。ダウンする前に・・・

祐子: 私ひとりで「もう無理」って寝てて・・・とかは絶対ダメだな、と思って。一緒に働いてる人たちはほんとに、うちらよりも早く、朝5時から夕方5時6時とかまで働きづめで。うちらはその中、一応ゲスト扱いしてもらえてたから、まだもうちょっと遅いスタートだったんだよね。

海笑: 朝7時からとか・・・早いな。

祐子: ゆるくしてもらってるのに「疲れた」とか言ってられないな、と思って・・・「出ましょう!」と。

伸一: 辛い決断だったんだ。

祐子: 辛い決断だった。でもそれもあり、メキシコに逃避行したわけです。

海笑: メキシコはただの遊びだ。

伸一: メキシコも(標高)高いところでしょ?あ、メキシコシティじゃなくて?

祐子: メキシコシティ。ちょっと羽を休めに。

伸一: 休まる?あんなとこで、って言ったらアレだけど。

祐子: めっちゃ休まる!

海笑: メキシコシティは「住みたい!」って言ってた。

祐子: 行く前は「(貴金属目当てに)耳切られる!」って思ってピアス外して行ったんですよ。

伸一: そうでしょ。

祐子: ネットで、コロンビアを出てどこに行こうかって決めるときに、「近場がいい」と。じゃ中南米のどっかに行こうと。で、治安はあんま良くないっていうイメージがあって。中南米どこも。

伸一: どこも良くないイメージある。

海笑: もう「コロンビアー成田」の往復チケットはもう取ってたんですよ。だからコロンビアから遠くに離れると帰ってこなあかんのが面倒くさいから。

祐子: だから近場で。で、まあ色々検討した結果メキシコにしようと。
で、メキシコの治安情報とかを見てたら「マフィアがいるぞー」と。指輪してたら指切られて、ピアスしてたら耳切られるみたいな。

伸一: それ聞くね。僕1回行ったことあるんですよ。でもなんかそんなの聞いたら。
あと車の窓開けるなとか、止まるなとか。

海笑: 嘘ばっかりやであんなの。

祐子: 結局耳切られなかったです。

真理子: 結局、普通に道歩いて平気な感じなの?

海笑: ぜーんぜん平気だった。

祐子: 全然。メキシコシティっていう(場所だから)、ね。

伸一: (メキシコの中で)どこなのかにもよるよね。

祐子: どこに行くかによるけど、シティは全然安全だったし、快適だったし、「住めるな」って思った。

海笑: 優しいしねみんな。あと英語もシティはかなり通じるから。

祐子: 良かったね。で、その後日本に帰ってきて。

海笑: 本当はアメリカにはよ行きたかったんですよ。ただその時点でまだ3月とかなんで・・・

祐子: 寒い。

海笑: ほんまは西海岸のベストシーズンとか狙いたかったから、5月とかじゃないですか。

伸一: 西海岸ってこっち側だから、サンフランシスコとか?

海笑: 5月辺りが多分ベストやから「それを待とう」と。どうせ行くんやったらベストシーズンに行きたいから、ちょっと寒い間は日本に居てようと。お金もかかるし。
で、日本に1ヶ月半ぐらいどうせ居るんやったら、将来のことも見越して・・・

伸一: 南日本を。

祐子: 拠点探し。Vitzで車中泊ツアーをしたの。

伸一: それが3月?もう近いな、男木島上陸に。
(男木島が)その最初?どこ回ってたんですか?

海笑: 尾道。

祐子: 広島行って。

佑生: パパー、アンパンマン自転車買ってー。

海笑: いいよー。尾道行って、松山、高知とか、瀬戸内辺り+αくらい。

伸一: 男木島はなんか、芸術祭関係があるらしいって感じで来たんですか?

海笑: そう、たまたま芸術祭が今年あるっていうのも知らなくて。
たまたま香川に入ったら「明日から芸術祭!」みたいな日で。「お、マジか。どうせだったら行ってみよーぜ」って。それでパスポート買って。

祐子: フェリーの。

海笑: フェリーチケット、3日間乗り放題やったから。適当にそこらへん豊島行ったり、小豆島行ったりしてて。「ほな男木・女木も行こーぜ」って。

伸一: で男木に来て、何泊したんですか?

海笑: いや、日帰りです。ほんまの一番最初は。

祐子: で、色々アートを見て回って。

海笑: 最後の最後、4時40分くらいに「あれ?図書館あるやん」って図書館行ったら・・・

伸一: 図書館強いなー!

祐子:

海笑: その日閉館日だったんですよ。「閉館日だけどちょっと覗いてみようぜ」って行ってみたら、あの3人、大和さん、順子さん、ミッキーさんが居て。
「あれー?」って覗いてたら「どうぞー」って言うから。「閉館日なのにいいんですか?」みたいな感じで言ってたら「移住相談受け付けてますー」って。「えー?移住相談ですかー?」って

伸一: あの図書館においてある看板、効くなぁ!

海笑: 「僕ら住むとこ探してるんですよねー」って言ったら「じゃあ(男木島)住みゃあいいじゃーん」って。

祐子: 「来ちゃいなよー」って。

海笑: とか言ってる話してたらもう4時40分やったから、5時便で帰らなあかんから、「ほな、また来ますわー」ってそれで帰って。

祐子: で1週間後くらいに「また来ましたー」って。

海笑: それでちょっと話して、真面目に。その日はどっか泊まったよな・・・あ、その日道場に泊まった。

祐子: その日に道場に泊まった。で、具体的にうちらが考えてることとかっていうのを大和さん、順子さんらと話して。

海笑: 「ここやったら紹介できるよー」みたいな感じで言われて。で、も一回なんか色々あって来たときは、入学式かな。

伸一: その道場に泊まってた頃は、僕らまだ居なかったんだ。その3月の時は居なかったんじゃない?

海笑: 多分。

祐子: いやー、1回会ってる。そのタイミングで1回会ってるな。

真理子: 入学式の前に1回会ってる気がする。

伸一: 図書館とかで?

真理子: だってもうその時には既に(子どもたちは)懐いてたもん。

伸一: え?あの懐いてた図書館のとき?

祐子: 最初に会った場所は福井家。

海笑: あー!思い出した!そや、福井家。

祐子: うちらが福井家でご飯食べてて、(そこに)西川家が。

海笑: なんで福井家でご飯食べてたんやったっけ?

真理子: そこで泊まってた・・・図書館で泊まってませんでした?

伸一: 図書館は時々「泊まってもいい」時があるんだよね。時々ある笑。

祐子: もうね、家なき子だったんで。泣いてすがったんです。その時だね(会ったのは)。

真理子: それは(男木島訪問の)2回目の時か。

海笑: それ2回目。

祐子: じゃ4回くらい来てんのかな?

海笑: いや3回ちゃう?図書館に2泊・・・してて、その時は4泊してるん。

伸一:

海笑: そのあとゲストハウスにも行ってるし。その時(4泊目)の最後の日が確か入学式やなんかやったと思う。

真理子: じゃ、やっぱそっちのタイミングで・・・

伸一: 俺でもね、入学式の時に・・・

祐子: いや!なんか違う。もっと寒い時に1回会ってる。めっちゃジャンパー着てたもん。ピンクのジャンパー着込んで。

真理子: うちらはでも3月来たのが初めてですよ。

祐子: 多分その時!来たばっかりの時。

伸一: 3月末ね。

海笑: まぁ・・・ええやん。

祐子: 出会いはそのへん。

伸一: その時に僕が覚えてるのは、「引っ越して来るかも」っていう話をして、いつになるのかな?って話をしてたら「10月とか」って言ってましたよ。

海笑: だから、10月にするつもりだったんですよ本当は。世界旅行続けるつもりだったから。ただ、マジでこの島に住んで、ここでリフォームだの何だのして店やんのやったら、「・・・お金そっちに回したほうがいいんじゃね?」って。で、旅行で一番節約する方法は、期間を短くすることだから。

伸一: そりゃそうだね。旅行をしてない時間を長くする。

祐子: いきなり現実的になる。

海笑: だから、2ヶ月くらい切り上げたんですよ。本当はアメリカ3ヶ月行ったあとに、ヨーロッパ3ヶ月回るつもりだったけど。

伸一: 北のほうとか?寒くなるねそうしたら。あったかいヨーロッパってもうあんま残ってないよね。

そいでなんか、どんどん早くなって。(日本に)帰ってくる時期が。「なんか10月って言ってたんだけど、どうも8月になる」って言ってたけど、その前になんか1回来て・・・

祐子: 1回。諸手続のために1泊だけ。香川に来て。

伸一: その時になんだっけ。海笑さんが北イタリアの・・・

祐子: ペーター生活?

真理子: ヤギの。

伸一: ヤギの生活・・・アルプスで。マジでペーターっすね!アルプスだから、どっち側かだけでしょ。

海笑: 山の南側でペーター。

伸一: ヤギの飼育方法を習ってたんですよね。

海笑: ヤギと牛の飼育方法と、チーズの作り方。特にトラディショナルな方法で。

伸一: 酪農するんですか?男木で。

海笑: 酪農・・・しますよ。ヤギで。チーズが出来る。

伸一: 半端ない。いや、面白いですよ!楽しみですね。
ただ、今はタイミングが良くないんですよね?競りのタイミングと・・・

海笑: ヤギをゲットするためには競りに出んのが一番手っ取り早いんですけど、競りは9月2日の群馬か、6月1X日の愛知。

伸一: あとなんか、沖縄で1回ある・・・

海笑: 沖縄と長野とかあるけど。次は6月・・・だからどうしようかなーって。

伸一: それまでに牧場が出来てればいいんですよね?

海笑: 牧場なんか、割とみんな「使ってもええでー」みたいな感じだから。今週くらいちょっと1回見に行こうかなと。どんな感じか。

伸一: おー!一緒に行きたいね。

真理子: テーラー乗って行く感じなんですか?

伸一: 軽トラじゃない?

海笑: いや、歩いて行けるんじゃない?

伸一: 歩くの?

真理子: そんなに近くにある?フラッともう上がっていく感じ?

海笑: どうせやったら、友達も来んので、山登りがてら行ってこうかなーって。
だから借耕牛(かりこうし)でね、元々使ってた・・・

伸一: 裏のほうだ。

海笑: そうそう。廃棄されたっちゅう牧場を使えりゃ、一挙両得じゃね?っつって。

伸一: 他にも何か、色々計画があるようですが。(お2人は)出来ることが多いからね!

祐子: やりたいことがたくさん。

伸一: 「作る」、あと「飲食関係」。楽しみですね。

真理子さん、なんか聞きたいことありますか?そんなダモンテ家が来て、僕らの家を見てくれたということで。

真理子: 心強いです。

伸一: うちら楽しみにしてたもんね、来るのね。「ヤギを!ヤギを持って来る!」みたいな。

海笑: ヤギはもうちょい後。

真理子: いい刺激だよね。

海笑: いやいや、西川家のほうがすごいよね。

祐子: すごいよ!

伸一: だいぶキャラ濃くなってましたよね。まず福井家があるじゃないですか。

海笑: 島のキャラが?

伸一: 島のキャラ。大和さんとか強いじゃないですか。奥さん図書館の館長でしょ?そいでイラストレーター兼漁師の橋本さんでしょ?で、ミッキーが結構すごいのよね。あの人すごいよ。

海笑: あの子ね、そうなんすよ。

祐子: パソコンすごい出来るって聞いた。

真理子: それは知らなかった。

伸一: 絵うまいでしょ?コツコツ淡々とやるの出来るでしょ?

祐子: 優しいし。

海笑: 性格的に一歩下がってるだけで、ホンマはマルチ・・・あれ勿体無いですよ。

伸一: もっとグイグイ行けってこと?

海笑: ホンマは出来るのに。

伸一: でもさ、俺ら気づいちゃうじゃん。いくら本人が「いえいえいえいえ・・・」って言ってても。

海笑: だから隠してるんですよ。

伸一: 隠れてないよね。もうわかってきちゃってるもん。こうジワジワ来るもん。
ちょっとだから、島が盛り上がってきてるからさ。楽しみですね。

真理子: 男木島が。

海笑: 次なんか話あるんですか?

伸一: 僕らは全然知らないですよ。山口家も変わってるしなぁ。

祐子: 理容師も来たしね。頼もしい。

伸一: 髪切って欲しい。

まぁ、そんなところかな?
今後とも引き続きよろしくお願いします。急にまとめに入りましたけど。

海笑: 何これ。

伸一: 何か言いたいことはありますか?

海笑: なんかある?

祐子: ありますか?何か。

優花: ない。

伸一: 佑生くん何か言いたいことある?

佑生: ポケモンGO。

伸一: はい。じゃ、真理子さん。

真理子: ちょっと待って。ここは海笑さん。

伸一: じゃ、海笑さんお願いします。

海笑: えーなんやろ?あ、でも僕らゲスト出演よねこれ。

伸一: 2回目のね。

海笑: ちゅーか最初にびっくりしたのは、何に最初笑ってしまったか、ってのは「西川家とゆかいな仲間達」みたいな近況報告・・・「最初から僕ら入ってんねや」と思って。
今回僕らの近況報告・・・大して報告することもないけど。

祐子: 「大して報告することが無い」っていう報告。

伸一: 知らせが無いのが良い知らせ。

海笑: 今どき世界を旅行とか普通ですからね。

伸一: でも、ちょっと新しいよね。「長く暮らす」っていうのは俺初めて聞いた。

海笑: まぁでも、借り宿の生活ですから。

伸一: じゃ、盛り上げて参りましょう。というかなんか、楽しくやればいいんですよね?こんな感じで。

祐子: むっちゃ楽しいですよ。

海笑: なんかゆとりがあるとか言われてるけど。

真理子: うちから比べたら全然。

伸一: うちは真理子さんが「余裕」にこだわるんですよ。好きな人がいるんだよね?色々ね。東京時代のこの人と、っていうので。

真理子: 「素敵だな」って思う人が、結構やっぱみんな余裕がある人が共通点としてあるなって気がついて。

伸一: 「ゆとり」というかね。うちらには全く欠けている。

海笑: そうかなぁ?

伸一: ゆとりがあったことがない。常に必死みたいな。

祐子: 常に全力、みたいな。素敵だけどね。

伸一: 常に追われているだけです。

海笑: 「時間割を作ってやる」っちゅうのはどうなったんですか?

祐子: 計画。優花が言ってたじゃないですか。計画!

伸一: 明日からやります!

海笑: 出た。

伸一: 今日はそんなところで終わりにしたいと思います。
じゃあ皆さん、また来週〜。

(海笑&祐子:また来週〜。)

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6: ダモンテ夫妻伝。この二人でなければやらないことをやる。暮らすように世界を旅をしたあと、男木に漂着・移住するまでのこと。
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